アタマと心に効くジグソーパズルの世界

子供たちが地図を学ぶ知育教材と利用されてきた「解体地図」から、現代の状況まで、とても詳細の発展と、人と会社の歴史が述べられている「ジグソーパズルを知る」のに、貴重な1冊です。本の帯には、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ、物理学者アインシュタイン、女優「篤姫」宮崎あおい、作家スティーブン・キングなど、ジクソーパズルが大好きな人たちの名前が紹介されています。「コンピュータ・ゲームの時代に、ジグソーパズルは生き残れるのか？」そのような問い掛けが、僕の中にあります。このパズルの魅力は、集中力、観察力、忍耐力が育まれ、あきらめずに最後の結果を出すことのトレーニングになると思います。このことについて、ｐ50「就学前の子ども向けパズル」にも述べてあり、共感しました。商業と経済的な話題は、「第4章不景気はパズルの季節」と「第7章ジグソーパズルは広告効果が抜群！」は、興味深いです。ある商品のジグソーパズルを作りあげることで、その商品に愛着を感じるのかも知れませんね。ジグソーパズルの写真の数々から、このパズルが愛されてきた貴重な歴史を感じることができました。