小林数学II講義の実況中継―大学入試 (下)

内容は数学２の微分積分です。このシリーズ全体に言えると思いますが、使うレベルはやはり教科書レベル、青チャート基本例題レベルは理解してからでないと使いにくいと思います。使用時期としては、高３の春〜夏までには使っておきたいですし、できれば、高２で余裕のあるときに一通り分野が終了したあとで使うと良いと思います。それと講義調の初期段階のものなので、紙面は結構見づらいですが、古い本なので仕方がないと思います。余談ですが、このシリーズはなぜか二次関数と微分積分は問題数として手厚い内容になっていると思いますが、他の分野に関しては少し問題数が少ない気がします。著者の分野別に対する重要度が反映しているのでしょうか？注意として、初学者がこの本を分野を理解するための本として使用するのは、きついと思います。あくまで入試基礎レベルに触れる本として、最低限の基本公式、基本解法パターン終了後に使ったほうが理解しやすいと思います。