本, バリー・アイケングリーン

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国際金融アーキテクチャー本ダウンロード - 商品説明 通貨危機後の国際金融システム改革についての方向性を示した1冊。著者自身のIMFでの勤務経験を踏まえての提言となっており、IMFの見方、考え方を知るうえでも興味深い。序文にあるように、その後本書にある提言が、着々と実行されつつあることからも、貿易、金融関係に関わる方や、経済、金融を学ぶ大学生、院生にとって必読書といえる。また、国際金融制度は各国の金融制度や為替相場に直接影響を与えることから、資産運用、海外ビジネスに関係する多くの方にとっても、この本の知識は幅広く役に立つだろう。 冒頭で提言の概略が説明され、その後、国際標準の導入、資本移動規制、民間セクターのベイルインという3つのテーマについて詳細な解説が行われているので、興味がある提言から読み進めることもできる。それぞれの議論も、実際の金融危機と各国の対応を踏まえたものとなっている。たとえば、資本移動規制についてはチリ、マレーシアの事例などを取り上げ、どういった資本移動規制がどのような局面で有効であるかを解説している。このような分析は、同様の事態に対して、各国がどのような対応をするかを予想する際にも有益であろう。また、採用の可能性が低そうな提案についても幅広く網羅されている点も各当事者の考えを整理するうえで重要である。 巻末には、エコノミストが通貨危機をどう理解したか、アジア危機がなぜ深刻な事態を招いたか、といった解説があり、それぞれ独立した論文としても興味深い。（河野幸吾） 内容（「BOOK」データベースより） 度重なる国際金融危機を防止する真の処方箋は何か。現実・理論・歴史の観点からさまざまな提言を比較・分析し、市場規律を重視した独自の見解を主張する。 内容（「MARC」データベースより） 金融危機の再発を防止するために必要なことは何か。IMFの役割はどこに求められるのか。国際金融システムの改革に関する様々な提言を整理し、独自の見解を示す。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 勝/悦子 明治大学政治経済学部教授。慶応義塾大学経済学部卒業。(株)日本総合研究所、茨城大学などを経て2003年4月より現職。財務省関税・外国為替等審議会委員など 林/秀毅 (株)新光証券商品企画部部長・グローバルストラテジスト。東京大学法学部卒業。日本興業銀行、(財)国際金融情報センターなどを経て2001年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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